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Operation: Mindcrime(Queensrÿche)

 

オペレーション:マインドクライム

今回は、QueensrÿcheのOperation: Mindcrimeの感想を記載します。

Queensrÿche(クイーンズライク)は、アメリカ合衆国出身のHR/HM(ハードロック、ヘヴィメタル)、プログレッシブ・メタルバンド。

プログレッシブ・シーンで成功したバンドのひとつであり、コンセプト・アルバムのOperation: Mindcrimeでは世界的な高い評価を得ることとなった。

活動期間:1982年~現在活動中(2018年)

 

Operation: Mindcrime(オペレーション:マインドクライム)は、1988年にリリースされたQueensrÿcheの3枚目のスタジオアルバム。

青年ニッキーを主人公にパメラ・ムーアが演じるシスター・メアリーへの愛を絡めながら展開するストーリーを完成度の高い楽曲で描いたコンセプト・アルバムは大ヒットを記録した。

日本のHR/HM専門誌「BURRN!」にて、1988年の人気投票アルバム部門1位を獲得。

コンセプト・アルバムの名盤の一つとして世界的に評される。 

【収録メンバー】

ヴォーカル、キーボード:ジェフ・テイト

ギター、ギターシンセサイザー:クリス・デガーモ

ギター:マイケル・ウィルトン

ベース:エディ・ジャクソン

ドラムス:スコット・ロッケンフィールド

 

【キャスト】

ドクターX役:アンソニー・バレンタイン

シスター・メアリー役:パメラ・ムーア

 

曲順

1. I Remember Now

2. Anarchy-X

3. Revolution Calling

4. Operation: Mindcrime

5. Speak

6. Spreading The Disease

7. The Mission

8. Suite Sister Mary

9. The Needle Lies

10. Electric Requiem

11. Breaking The Silence

12. I Don't Believe In Love

13. Waiting For 22

14. My Empty Room

15. Eyes Of A Stranger

 

作品について

コンセプト・アルバムの歴史的な名盤!!!歌詞を読みながら聴きましょう♪

当作品の音楽的特徴は説得力のある感性豊かな歌声に演奏レベルの高いHR/HMを聴かせてくれます。 

青年ニッキーを主人公にシスター・メアリーへの愛を絡めながら展開するストーリーを完成度の高い楽曲で表現、アルバム全体を通して一つのストーリーが形成されており、ドラマや映画を観ているような感覚になりました。

ストーリーを知らずに聴くことも出来ますが、ストーリーを知れば感情移入して聴くことが出来るため感動や楽しさが大きく倍増します。

当アルバムを通して音楽にはこういう聴き方や楽しみ方があるんだなと良い勉強になりました。  

今回の記事について

アルバム全体を通して一つのストーリーが形成されている事を考慮し、ストーリーを読みやすくするため『おんすきの選曲』及び『選曲の感想』のコーナーを行わずに記載させていただきました。

また、歌詞カード等を参考にしてストーリーを私なりに解釈して楽曲の感想と併せて記載させていただきました。

 

1. I Remember Now

【ストーリー】

ここは病院(もしくは薬物中毒患者更生施設)。

病院内に響き渡るナースの院内放送。

主人公のニッキーは記憶喪失の薬物中毒者である。

看護婦が彼の様子を見たり鎮静剤を打ったりしている。

看護婦「よく眠りなさい、このあわれな奴め!!」

やがて彼の記憶が徐々によみがえる。

ニッキー「 I Remember Now (思い出した)何が起こったのか思い出した、昨日のことは覚えてない、覚えているのはヤツらの言いなりになっていたことさ、、、」

そして、ここからニッキーの回想が始まっていきます。

【楽曲の感想】

演奏は無く、ドラマや映画のような台詞回しになっております。

幕開けに相応しい緊張感があります。

ああ、ドキドキ。

聴く意欲を掻き立てられました!!! 

I Remember Now

I Remember Now

  • クイーンズライチ
  • アリーナロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

2. Anarchy-X

【ストーリー】

ニッキーはストリートをうろついていた。

やがて大きな広場へ辿り着く。

そこで演説をしていたのがドクターX。

政治や世界の現状に対する不満を演説するドクターXと湧き上がる聴衆の声。

ニッキーとドクターXの最初の出会いの場面です。

【楽曲の感想】

インストゥルメンタルナンバー。

扇動的で壮大感のあるバンドサウンドをバックに演説をするドクターXと湧き上がる聴衆の声という演出が素晴らしい。

盛り上げ方が上手いです。

聴いているだけで血が騒ぎ立ちます!!!  

Anarchy-X

Anarchy-X

  • クイーンズライチ
  • アリーナロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

3. Revolution Calling

【ストーリー】

ニッキーは現代社会の様々な腐廃や矛盾に怒りを覚えている。

TVを観ても嘘や不正だらけで政治家もマスコミも信用できない。

それならば革命を起こす必要がある。

ニッキーは政治や世界の現状に対する不満を演説するドクターXに共鳴してしまい自分もそれに加わらなければならないと考える。

そして、ドクターXに付いて行く事を決心する。

【楽曲の感想】

メロディアスかつ勢いのあるヘヴィメタルナンバー。

この時のニッキーの心情と勢いのあるサウンドがシンクロしており熱く感じてくる。

ドラマティックなメロディが更に拍車をかける。

これは燃える!!!

胸が熱くなり拳を突き上げてしまいそうになりました。

  

 

4. Operation: Mindcrime

【ストーリー】

ニッキーがドクターXに洗脳されていく場面です。

ニッキーは薬物中毒者。

ドクターXはそれを利用し薬物を与えることで自分の言うことを聞かせる。

同時に銃も与えた。

ニッキーを組織のために働く暗殺者へと変貌させる。

【楽曲の感想】

ダークでおどろおどろしいギターのリフが素晴らしいヘヴィメタルナンバー。

スリリングでデンジャラス!!!

ニッキーとドクターXの危険な遣り取りが上手く表現されています。

不穏な雰囲気に包まれゾクゾクする。

聴いていて暗闇に引きずり込まれそうな感覚になりました。 

 

 

5. Speak

【ストーリー】 

ニッキーはドクターXに服従する。

そして、ニッキーはこの世の中の仕組みを人々に教えようとしている。

金持ちや一部の企業が甘い汁を吸っている現状を変革し権力機構を引っくり返せとニッキーは民衆に呼びかける。

自分と一緒に抵抗し革命を起こそうと扇動する。

【楽曲の感想】

攻撃性と疾走感のあるヘヴィメタルナンバー。

イントロのメロディアスかつキャッチーなギターサウンドに心を鷲掴みにされました。

ヴォーカルの伸びの良いハイトーンが聴いていて非常に心地いい。

闘争心に満ちたサウンドが煽るように展開され気持ちを高ぶらせてくれる。

この楽曲もまた燃え上がる!!!

 

 

6. Spreading The Disease

【ストーリー】

ここではメアリーという女性が登場する。 

彼女もニッキーと同様、ドクターXの組織の人間。

メアリーはニッキーに薬物や銃など必要とするものを届けている。

所謂、ニッキーとドクターXのパイプ役。 

彼女は路上で売春婦だったという過去を持つ。

1回25ドル。

汚れを拭き取り、また街頭に立つ。

彼女はウイリアム神父によって救い出されシスター・メアリーとなる。

しかし、神父は週に一度、メアリーを祭壇に上げては性的行為を行う、、、。

彼女も弱者である。

【楽曲の感想】

悲壮感漂うヘヴィメタルナンバー。

ドラムと悲壮感のあるギターのメロディというコンビネーションから生まれるサウンドが物悲しくて印象に残る。

絶望的な歌詞の世界をメタルサウンドで絶妙に表現されております。

ヴォーカルの突き抜けるようなハイトーンが悲痛的で胸が締め付けられる。

曲の中盤、ヴォーカルのジェフ・テイトによる台詞回し(ナレーション)が印象的で遣る瀬ない余韻が残ります。 

 

 

7. The Mission

【ストーリー】

ニッキーは6日前にドクターXと出会い人生が急変した。 

たった6日間で多くの人を殺した。

ニッキーの苦悩は深い。

メアリーが来るのを待っている。

悲しみから救えるのはメアリーだけ。

苦しみから救えるのもメアリーだけ。

俺に世界を救うという使命感や信念があっても、、、。

【楽曲の感想】

重苦しい雰囲気を放つスローテンポのヘヴィメタルナンバー。

緊張感のあるギターと悲痛的な歌声が重なり非常に重苦しい。

やがて力強いダイナミックなサウンドへと展開されていくが雰囲気は晴れず重苦しいまま。

全体的に重苦しいサウンド構成になっており、ニッキーの苦痛や苦悩している様子がサウンドから感じ取れます。

 

 

8. Suite Sister Mary

【ストーリー】

ドクターXの車がニッキーのそばに止まり彼に指令を出す。

ドクターX「メアリーを殺せ」

ニッキー「メアリーを殺すのか?」

ドクターX「あの女は危険だ。ウイリアム神父も殺せ」

ニッキーは苦悩し、メアリーと一緒に生き延びる道を模索し始める。

メアリーは教会にいた。

ニッキーは彼女に近づいていく。

メアリーは何が起こるのか察知して死を受け入れることを覚悟していた。

そんな彼女を見て自分は彼女を殺すことなんて絶対に出来ない!!!

ニッキーは神父だけを殺した。

ニッキー「流血はもうたくさんだ!!」

やがて自分達がモルモットのように組織に利用されていたことに気付く。

ニッキーは組織から抜け出ることを決意する。 

【楽曲の感想】

楽曲時間が10分を超える大作。

台詞回し及び雷やサイレンなどのSE(効果音)を導入しているためドラマや映画を観ている感覚の強い楽曲になっております。

スリリングな雰囲気に包まれサウンドの一つ一つに緊張感がある。

バンドサウンドや鬼気迫るコーラスがストーリーを上手く盛り上げています。

ストーリーの『山場』という感じが伝わってきました。 

 

 

9. The Needle Lies

【ストーリー】

ニッキー「もうたくさんだ!! 俺は組織から出る」

ドクターX「無理だ、お前には出来ない」

ニッキーが振り返ると、ドクターXは笑いながら注射器をチラつかせていた。

ドクターX「逃げられるものか」

ニッキーは薬が切れて禁断症状に襲われる。

コンクリートの壁に顔をぶつけながら這いずり回る。

すると、そこの壁には

『注射器を信じてはいけない、注射器がお前を呼んでも耳を傾けるな』

と書いてあるのが目に入った。

【楽曲の感想】

ほとばしる疾走メタルナンバー。

ストレートかつシンプルなサウンド構成になっています。

一言でカッコイイ!!!

突進力もあって力が漲る!!!

疾走感のあるサウンドからニッキーが組織から必死に逃げようとしている様子や薬物を断つことを決めた心情が窺えられる。 

The Needle Lies

The Needle Lies

  • クイーンズライチ
  • アリーナロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

  

 

10. Electric Requiem

【ストーリー】

ニッキーはドクターXの組織から逃げ帰った。

しかし、メアリーは死んでいた。

何故死んでしまったのか彼にはわからない。

ニッキー「お前は死顔まで悲しそう、、、俺を一人にしないでくれ!!」

【楽曲の感想】

前曲『The Needle Lies』から一変し、重苦しい絶望感のあるサウンド構成。

臨場感のあるドアの効果音からの展開に背筋が凍る。

声やギターの音が非常に悲痛的です。

怒濤のストーリー展開と重苦しい絶望感のあるサウンドによってサスペンス的な雰囲気に包まれます。

『終わりの始まり』のように思えてくる。 

Electric Requiem

Electric Requiem

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11. Breaking The Silence

【ストーリー】

彼女の死が信じられず、ニッキーは夜の街をさまよい続ける。

ニッキー「お前無しでは生きられない!!」

悲痛な叫びが夜の街に響き渡る。

【楽曲の感想】

重厚感のある力強いメタルナンバー。

リズミカルでダイナミックなサウンドが物語の後半という感覚を促してくれる。

重厚感のある力強いサウンドではあるが、心痛なサウンドにも思えてくる。

ヴォーカルの透明感のある歌声がニッキーのやり切れない心情と重なって聴こえる。

切なくて悲しい、、、。 

Breaking the Silence

Breaking the Silence

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12. I Don't Believe In Love

【ストーリー】

ニッキーはメアリーの殺人容疑で警察に逮捕された。

手錠をかけられ尋問されている。

ニッキー「俺は殺ってない」

ニッキーは、これまでの人生で誰にも心を開かず孤独に生きてきた。

愛なんて信じてない。

昔も今もこれからも。

どうでもいいことさ。

だが、メアリーだけは違った。

信じられる人間はメアリーだけだった。

彼女といると明るい気分になれた。

しかし、メアリーはもういない、、、。

【楽曲の感想】

哀愁感のある美しいロックナンバー。

遠くへ響き渡るクリーンなギターサウンドが素晴らしい。

クールでキャッチーなサビメロだが、絶望感を助長させている。

美しいギターソロもまた絶望的で遣る瀬ない。

楽曲の最後に展開されるギターの旋律がストーリーと重なって切な過ぎる!!! 

 

 

13. Waiting For 22

【ストーリー】

ここは病院(もしくは薬物中毒患者更生施設)。

ニッキーは病院に収容されている。 

【楽曲の感想】

インストゥルメンタルナンバー。

ガラスのように透き通っているギターサウンドが悲痛的でニッキーの泣き声のようにも聴こえる。

この楽曲はtrack12からrack14へのつなぎの楽曲だと思われます。

つなぎとはいえ、奥深い味わいと存在感があります。

物語もいよいよ終盤へ。 

Waiting For 22

Waiting For 22

  • クイーンズライチ
  • アリーナロック
  • ¥250
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14. My Empty Room

【ストーリー】

時計の針の音が部屋に響き渡る。

ニッキーはたたずんでいた。

メアリーが死体で発見されたことを思い出している。

警察が死体の回りにチョークで引いた線をニッキーは何度も目で追いかけていた。

ニッキー「なぜなんだ!?」

今日は眠れない。

もう夢など見たくない、、、。

【楽曲の感想】 

時計の針の音をバックに震えるような歌声が物静かに流れる。

まるで泣いているような。

叫びながら感情的に歌い上げる場面が印象的。

ニッキーの悲痛な思いや叫びをジェフ・テイトの歌声で代弁しているように聴こえる。

そして、最後の曲『Eyes Of A Stranger』へとつながっていく。  

My Empty Room

My Empty Room

  • クイーンズライチ
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  • ¥250
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15. Eyes Of A Stranger

【ストーリー】

毎晩、夢にとりつかれる。 

俺を見つめ返すお前の顔。

叫びながら目が覚め起き上がる、、、。

彼は自分が誰なのか分からなくなっていた。

鏡を見ても自分が誰なのか分からない。

病院内に響き渡るナースの院内放送。 

看護婦が彼の様子を見たり鎮静剤を打ったりしている。

看護婦「よく眠りなさい、このあわれな奴め!!」

やがて彼の記憶が徐々によみがえる。

ニッキー「 I Remember Now (思い出した)何が起こったのか思い出した、昨日のことは覚えてない、覚えているのはヤツらの言いなりになっていたことさ、、、」

このアルバムはニッキーが少しずつ思い出していく過程を表現していたのです。 

彼は全てを思い出したのです。

そして、ここが最後にして最初でもあります。

【楽曲の感想】 

HR/HMの名曲の一つ。

怒り、悲しみ、苦しみの感情が一つに集約されているような歌声に圧倒された。

静かで激しくもあるギターサウンドに感極まる。

壮大感のあるドラマティックな旋律が走馬灯のように流れていく。

完成度が高く、最後を飾るに相応しい素晴らしい楽曲です。

   

 

オペレーション:マインドクライム

オペレーション:マインドクライム

 

 

以上、QueensrÿcheのOperation: Mindcrimeの感想を記載させていただきました。

 

ではまた♪

 

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