今回は、LUNA SEAのSTYLEの感想を記載します。
LUNA SEA(ルナシー)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。
1989年に現メンバーで結成。
1992年メジャーデビュー。
2000年に活動を休止したが、2010年に活動を再開した。
STYLE(スタイル)は、1996年に発売されたLUNA SEAの5枚目のオリジナルアルバム。
曲順
1. WITH LOVE
2. G.
3. Hurt
4. Ra-Se-N
5. Luv U
6. Forever & Ever
7. 1999
8. END OF SORROW
9. Desire
10. In Silence
11. Selves
作品について
ルナシーのアルバムはどれも違う個性を持つが、一貫して備えているものは透明感。
当作品に限らずルナシーのサウンド的特徴はダークでゴシック感のあるロックサウンドと青く透き通るような透明感です。
これは他のヴィジュアル系には無いルナシー特有のものだと思えます。
当作品は全てのパートから確かな技術力が感じ取れるうえに、一つ一つの楽曲が個性的で似たり寄ったりしておらず、とても聴き応えがありました。
そして、月の光がよく似合うアーティストだと改めて思わせてくれました。
2. G.
ルナシー特有の透明感と荒々しい疾走感との組み合わせが素晴らしい。
うねり続けるヘヴィなリフと強く叩きつけるドラムがカッコイイ。
これは狂える。
夜に聴いたら獣のようになる!!!
3. Hurt
パワフルなビートとミステリアスなギターサウンドが素晴らしい!!!
華麗で繊細ではあるが、ズッシリと重いです。
ダークな世界観を構築し、まるで薄暗い森の中に居る感じになりました。
凄いセンスだと思います。
4. Ra-Se-N
5拍子(変拍子)とアルペジオが特徴的です。
このアルペジオの音があまりのも特徴的なため頭に残ってしまいます。
闇から光へ移行したかの如く曲の後半では雰囲気がガラリと変わり、明るいサウンドを聴かせてくれます。
とても印象深い楽曲です。
5. Luv U
妖しく妖艶。
サビではセクシーなヴォーカルラインを披露する。
この妖しいサウンドに引き込まれていきます。
6. Forever & Ever
10分を超える壮大なバラードナンバー。
透き通った音が優しくゆったりと流れていく。
草原の中で風に包まれているような感覚です。
徐々に盛り上がる曲構成になっているためピーク時のサビでは哀愁感のあるヴォーカルのメロディにより涙腺が刺激され胸が熱くなります。
そして、静かに燃え上がるギターソロもまた感動的で熱いです。
11. Selves
緊張感のある静けさの中、揺らめく音の数々が不思議な雰囲気を作り上げる。
ドラムの音が時計の針を刻む音のように聴こえてきます。
実験的かつ挑戦的な楽曲という印象を受けました。
この未完成的な構成が逆にクセになります。
ルナシーの音楽に対する飽くなき挑戦が窺えられたような気がしました。
おんすきの選曲
・END OF SORROW
・Desire
・In Silence
選曲の感想
・END OF SORROW
LUNA SEAの代表曲。
キャッチーなサビから曲が始まる構成が素晴らしく、いきなり気分が高まります。
サウンド自体は全体的にそれほどハードではありませんが、地味に激しく切ないため逆に激しく聴こえてきます。
遠くへ響き渡る美しいギターサウンドとヴォーカルに酔いしれてしまいました。
もう一つの代表曲である『ROSIER』(MOTHERに収録)に負けず劣らない完成度を誇ります。
・Desire
アグレッシブで危険な雰囲気を放つハードロックナンバー。
怒濤の勢いの如く突き抜ける疾走感が素晴らしいです。
『音』による波状攻撃が凄いため、まるで全パートが殺気立っているような感じです。
そして、熱く歌い上げるメロディアスなサビ及びギターソロによって完全に止めを刺されました。
聴き終えた後、しばらく放心状態に陥りました。
・In Silence
【テレビ朝日系ドラマ「シカゴ・ホープ」のイメージソング】
(PVに子役時代のウエンツ瑛士が出演している)
ルナシー特有の青く透き通るような透明感に満ち溢れています。
森閑とした雰囲気の中、ストロークギター(コード弾き)とソロギター(単音弾き)が同時に進行される。
この2本のギターの音が絶妙に合致しており、幻想的な空間を作り出す。
やがてベースとドラムが加わると音の厚みが増し、美しくヒートアップする。
浮遊感のある旋律と心地いい透明感が素晴らしいです。
以上、LUNA SEAのSTYLEの感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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