今回は、ANTHRAXのSPREADING THE DISEASEの感想を記載します。
Anthrax(アンスラックス)は、アメリカ合衆国出身のヘヴィメタル・バンド。
活動期間:1981年~現在も活動中 (2017年の時点において)。
米国東海岸を代表するHR/HMバンドの一つ。
「メタリカ」「メガデス」「スレイヤー」と並び、スラッシュメタル四天王(Big 4)の一角に君臨。
SPREADING THE DISEASE (スプレッディング・ザ・ディジーズ)【邦題:狂気のスラッシュ感染】は、1985年にリリースされたAnthraxの2ndスタジオ・アルバム。
曲順
1. A.I.R.
2. Lone Justice
3. Madhouse
4. S.S.C./Stand Or Fall
5. The Enemy
6. Aftershock
7. Armed And Dangerous
8. Medusa
9. Gung-Ho
作品について
鋼鉄感のある極太なスラッシュメタルでヘッドバンギング。
この頃のアンスラックスのサウンド的特徴は鋼鉄感のあるストレートなスラッシュメタルです。
当作品には鋼鉄感のあるストレートなスラッシュメタルの要素があると同時に昔ながらの正統派ヘヴィメタルの特徴や要素も含まれています。
スローテンポやミドルテンポでじっくりと聴かせる楽曲もあれば、アップテンポで激しい楽曲もあったりと多様な『音』の内容になっていますので聴き応えがありました。
この鋼鉄感に溢れたリフを武器に、他のスラッシュメタルバンドには無いアンスラックス特有のスラッシュメタルが構築されています。
2. Lone Justice
正統派ヘヴィメタルの要素が強い楽曲です。
イントロの蠢くようなベースラインが印象的でゾクゾクしてしまいました。
力強いメロディアスなヴォーカルもカッコイイです。
4. S.S.C./Stand Or Fall
これぞスラッシュメタル!!!
速弾きギターソロからの高速ギターピッキングという爆音の曲構成が素晴らしい。
急激な展開に興奮してしまいました。
ひたすら爆走する爆音と爽快なヴォーカルのメロディ。
これはヘッドバンギングが出来る。
5. The Enemy
哀愁感のある渋いメタルナンバー。
ミドルテンポで落ち着きのある曲調ではあるが、サウンドはしっかりとヘヴィです。
ジワリジワリと迫ってくるような感じがカッコイイです。
曲の終盤ではテンポを上げてきますが、やはり渋い。
とても聴き応えがありました。
6. Aftershock
ストレートなスラッシュメタルナンバー。
疾走感のあるギターバッキングが堪らない。
ザクザクと刻み続けるヘヴィで極太なサウンドがメタル魂に火を点けます。
爽快で快楽的なヘヴィネスです。
7. Armed And Dangerous
徐々に盛り上がりをみせる曲構成になっています。
最初はアコースティックのようなサウンドを伴奏にスローテンポでドラマティックに展開、やがてエレキギターによるハードな伴奏に切り替わる。
そして、アップテンポになり疾走感全開のスラッシュメタルを展開。
荒々しくて激しい楽曲ではあるが、全体を通すと『切なさ』のようなものを感じました。
印象深い楽曲です。
8. Medusa
パワフルかつ鋼鉄感満載のリフが素晴らしい!!!
単純にカッコイイ楽曲です。
ミドルテンポでザクザクとひたすら同じリフが続きますが、これが不思議に飽きません。
これは、進化した正統派ヘヴィメタルの『音』なのかもしれません。
おんすきの選曲
・A.I.R.
・Madhouse
・Gung-Ho
選曲の感想
・A.I.R.
ANTHRAXの代表曲。
スラッシュメタルによる鋼鉄サウンドの猛攻が凄いです。
そして、曲構成が素晴らしい。
疾走感バリバリのテンポから落ち着いたテンポになったりと『山と谷』を繰り返す。
飽きさせない見事な工夫がされているため、職人魂を感じました。
・Madhouse
ANTHRAXの代表曲。
ホラーな雰囲気に包まれたギターのリフが印象的です。
狂気を感じます。
地味に攻撃的なところがまた印象的で危険な匂いもします。
このイカれた危ないサウンドに中毒性が有り、ハマってしまいました。
・Gung-Ho
ANTHRAXの代表曲。
テンポが凄まじく速い!!!暴走するスラッシュメタル。
ヴォーカルを含む全パートが速過ぎるため聴いていて訳が分からなくなりました。
最後はマーチングのような音楽を展開し、大団円を思わせる歓声を上げて曲を締める。
色んな意味で暴走している楽曲です。
【動画はライブバージョンのため、スタジオ盤 (CD)と内容が若干異なります】
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以上、ANTHRAXのSPREADING THE DISEASEの感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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