今回は、Yngwie J. Malmsteen's Rising ForceのOdysseyの感想を記載します。
イングヴェイ・マルムスティーンはスウェーデン・ストックホルム出身のミュージシャン。
ロック・ギターにクラシック音楽の要素を盛り込み、驚異的な速弾きでギター奏法に革命をもたらした。
ジャンル:ヘヴィメタル
パワーメタル
ネオクラシカルメタル
ハードロック
Odyssey(オデッセイ)は、イングヴェイ・マルムスティーンが1988年にライジング・フォースとの連名で発表したアルバム。
ソロ名義及びライジングフォース名義を合わせて通算4枚目のオリジナルアルバム。
作品について
ギターテクニックとメロディとのバランスのとれた作品です。
イングヴェイ・マルムスティーンのサウンド的特徴はクラシカルなサウンドを中心にブルースやロックンロール、そして驚異的な速さのギターソロ(速弾き)を聴かせてくれます。
イングヴェイ・マルムスティーンの凄いところは速弾きなど技巧的なギターソロばかりを演奏するのではなく、印象のあるメロディを作り展開させては聴き手側を飽きさせないプレイをすることです。
当作品にもそれらが表現されており速弾きばかりを強調させたり聴かせるのではなく、しっかりとしたメロディも聴かせてくれます。
ギタープレイヤーが喜びそうなテクニックを中心としたマニアックな作品もありますが、当作品は他の作品と比べてそれほどマニアックではないので、ギターなど楽器をやられていない方でも十分に楽しめることが出来ます。
曲順
1. Rising Force
2. Hold on
3. Heaven Tonight
4. Dreaming (Tell Me)
5. Bite the Bullet (instrumental)
6. Riot in the Dungeons
7. Deja Vu
8. Crystal Ball
9. Now Is the Time
10. Faster Than the Speed of Light
11. Krakatau (instrumental)
12. Memories (instrumental)
おんすきの選曲
1. Rising Force
7. Deja Vu
8. Crystal Ball
選曲の感想
1. Rising Force
Yngwie Malmsteenの代表曲。
異様な静けさのイントロにより緊張感が高まります。
力強いドラムが鳴らされ、豪快なギターにより曲の火蓋が切られます。
速めのテンポで疾走感のあるメロディアスなサウンドが非常に素晴らしいです。
まずはこの曲を聴いて欲しいです。
7. Deja Vu
サビの部分が何もかも最高に美しいです。
『うねり』を強く効かせたラウドなギターサウンドから曲が始まります。
このラウドで荒々しいギターサウンドとヴォーカルの美しいメロディが絶妙に合致しているため、悶絶するほど興奮してしまいます。
そして徐々に激しくなっていくギターソロによってこの興奮が更に増します。
この曲を初めて聴いた時は放心してしまいました。
8. Crystal Ball
曲の冒頭、静かな雰囲気の中でブルージーでセクシーなギターソロを聴かせてくれるが、これが堪らない。
ヴォーカルのメロディと同じ旋律になっているため分かりやすく聴き慣れ易いです。
それから一気に音が大きくなり本格的に曲が始まります。
全体的にヴォーカルのメロディがとても切なく印象的なので頭に刻まれてしまいます。
スローテンポなので切ないヴォーカルのメロディと、同じく切ないギターソロをじっくり聴くことが出来るので胸が熱くなっていきます。
以上、Yngwie J. Malmsteen's Rising ForceのOdysseyの感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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