今回は、XJapanのX SINGLESの感想を記載します。
『X SINGLES』(エックス・シングルス)は、Xの最初のベストアルバム。
1. 紅
XJapanの代名詞でもあり代表曲、最もテンションが上がる曲の一つ。
曲の出だしはスローペースなギターとヴォーカル、そして途中からハイペースな激しいギターとドラムに切り替わる曲構成。
初めて聴いた時はいろんな意味で興奮と衝撃が走りました。
XJapan初心者というよりヘヴィメタル初心者にも良い曲です。
というより聴くべきです。
なお、このCDにはありませんが紅にはロングバージョンと全編英語バージョンの二つが存在します。
2. 20th CENTURY BOY
この曲のオリジナルはグラムロックバンドのT・レックス。
そしてこのtrackはライブ音源となっており会場の臨場感が伝わってきます。
XJapanファンならギター音、ドラム音を聴けばXJapanが演奏していると判るかも?
しっかりとメタルをしており、所々XJapanの特徴を感じるCoverとなっています。
3. ENDLESS RAIN
非常にドラマティックかつ繊細で雰囲気のあるバラード調になっています。
曲の最初の部分であるピアノとヴォーカルが中心となった演奏がとても心地良いです。
そしてサビの部分はピアノを含め全パートがしっかり盛り上げます。
ギターソロもしっとりとした雰囲気を壊さない実に心地の良いソロ構成となっています。
後半はバラード調をキープしつつ熱く盛り上げフェードアウトをしていきます。
4. X (ライブバージョン)
紅と同様XJapanの代名詞でもあり代表曲、最もテンションが上がる曲の一つです。
終始激しいギターとドラム、特にサビの部分におけるツーバスは非常に激しいです。
そしてサビの部分ではオーディエンスが『エックス!』と叫びながら手をX(バッテン)にしてジャンプするという演奏者との掛け合いが実に楽しい。
このtrackを聴いているとこの会場に行きたかったです。
それほど演奏者もオーディエンスも盛り上がっています。
ちなみにヴォーカルTOSHIの煽りがなかなか面白いです(イケーオラー、胸張れ、よくやったお前らー、など)。
5. WEEK END
ハードな曲調ではあるが、妖しくもありそして切ない曲です。
特徴的なのはやはりギターアルペジオとやたらかっこいいメタルなギターのリフ。
バッキング等演奏方法はそれこそ王道なヘヴィメタルではあるが、XJapanの特徴であるドラマテイストがしっかり盛り込まれています。
TOSHIによるヴォーカルでこの曲の切なさがとても強く伝わってきます。
全体的にまとまりが非常に良く完成度が高く感じられます。
6. ENDLESS RAIN (ライブバージョン)
スタジオ音源も良いですがやはりライブが良いです。
特にバラードのような曲は誤魔化しがきがず粗が目立ちそのアーティストの手腕がよくわかります。
しかしこのtrackを聴いたところそういった心配は感じられませんでした。
曲の最後の方ではオーディエンスと一緒に歌う場面があり感動が込み上がりました。
7. Silent Jealousy
バラード調とアップテンポの二つの顔を持つ壮大なメタルナンバー。
激しい演奏とバラードのような繊細な雰囲気を持つこの曲に至っては、あえて踊ったり動いたりせずじっくりと聴くほうが良いだろう。
中盤のピアノソロとギターソロが交互に演奏する場面は鳥肌が立つ。
楽器隊は完全に音で勝負をしている、そしてヴォーカルも切なさと激しさで楽器隊に勝負を挑んでいるように感じます。
紅とはまた違った美しく激しい曲となっています。
8. Sadistic Desire
LAメタルかつストレートで荒々しいメタルナンバー。
ヘヴィなギターリフに爽快感のあるドラムとベース、そして男くささ全開のボイス。
とにかくストレートでギターソロも他の曲とは違い荒々しく豪快な音になっている。
スカッとしたいならこの曲を聴いてみるのもいいでしょう。
ストレートでノリノリ感がたっぷりです。
9. Standing S○x
この曲はハードかつ激しいスラッシュメタルという言葉に尽きます。
XJapanの中でもXと同様に非常に激しい曲です。
初めて聴いたときはあまりの激しさにひいてしまったが、、、すぐに慣れました。
爆発音も入っていたりといろいろ激しいです。
10. Joker
軽快なロックンロールナンバー。
ギターのザクザク音がかっこよくノリノリで雰囲気が明るく、ギターソロに関してはメタル特有の速弾きではなく50,60年代のようなブルージーなペンタトニック奏法。
作詞作曲がhideであるから当然至る所にhideらしい曲構成や歌詞が見受けられます。
曲中にある『天使の羽根』、『Joker』、『ドンキホーテ』など実にhideらしい歌詞になっています。
11. Say Anything
ENDLESSRAINよりもしっとりとしたバラードナンバー。
YOSHIKIによるピアノとTOSHIによるヴォーカルの二人だけの絡みが本当に素晴らしいです。ヴォーカルパートのメロディが非常に心地良くウットリしてしまいます。
初期の頃の作品でありながら完成度が高くさすがXJapanと思ってしまいます。
しばらく聴いていると身体が癒されていくような感じがしてきますのでこれは心にも身体にも良い曲でしょう。
12. Silent Jealousy(ライブバージョン)
これぞライブ!!!
スタジオ音源には無かったTOSHIによるアカペラから一気に始まる激しい演奏、この演出には誰もがテンションが上がるはずです。
静寂からいきなり激しくなるという差に興奮で倒れそうになりました。
この曲は全体を通して難易度が高いはずですが、ぶれずに安定した演奏をしているのでテンションが上がりつつも楽しめて聴くことが出来ます。
以上、X SINGLES (XJapan)の感想を記載させていただきました。
なぜこの作品を当ブログの最初の作品として選んだのかは理由があります。
それはこの作品によってヘヴィメタルに目覚めたからです。
高校生の頃に初めてXJapanを聴いたのですが、この世にこんなカッコイイ音楽があったのかと感動してしまいこのアルバムをきっかけに様々なメタルバンドを聴くようになりました。
あの時の衝撃と感動は数十年経った今でもよく覚えています、、、
ありがとうXJapan!!!そしてXJapanを教えてくれた友人たちもありがとう!!!
今後もこのような形で音楽の感想等を記載していこうとおもっていますので
よろしくお願いします。
ではまた♪
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